アーセナルFCは、100%グリーンエネルギーに切り替えた最初のプレミアリーグのクラブとなり、エミレーツ・スタジアム内に電気自動車の充電ステーションの設置も。
2016年にアーセナルFCとパートナーシップを開始して以来、オクトパスエナジーは、彼らの活躍の場であるエミレーツスタジアムに使われる電気をグリーンエネルギーに移行するのをサポートしてきました。
アーセナルは、プレミアリーグのクラブとしては初めて、太陽光発電所とバイオガス・プラントのネットワークから供給される100%グリーンエネルギーに切り替えたクラブとなっただけでなく、1,070万キログラムのCO2を削減したことも発表しています。(エミレーツ・スタジアムを6.6回満たせる量でだそう!)− 関連ページ:Renewable energy partnership with Octopus Energy(英語)
そんなアーセナルと協力し、2021年には、エミレーツ・スタジアムに電気自動車向け充電ステーションを設置し、Gooners(アーセナルファンの愛称)達が試合観戦中に車を充電できる機会を提供しました。
このEV充電ステーション新設の記念として、アーセナル U-15 のゴールキーパー、アレクセイ・ロハス・フェドルシチェンコが、エクトル・ベジェリン、パブロ・マリ、ベルント・レノと共に、「サステナビリティー」「グリーンエネルギー」「環境保護」について彼ら自身の考えを共有してくれました。
さらに、アーセナルのサステナビリティー & ロジスティックスマネージャー、マイク・ロイド氏にも、この取り組みについて聞いてみました。
マイク、こんにちは。今日はお話しできて光栄です!今回のオクトパスエナジーとの新たな取り組みについて教えてください。
マイク:オクトパスエナジーと共同でエミレーツ・スタジアムの駐車場に7kWの電気自動車用充電ステーションを4台設置し、試合日やイベントの際に電気自動車のドライバー達に100%再生可能エネルギーを提供できるようにしました。
設置された充電ステーションは、現在一般的に使われているすべての充電プラグに対応しています。
これらの新しい充電施設は、アーセナルの持続可能性の目標にどのように貢献していますか?
マイク:アーセナルとオクトパスエナジーは、5年以上前からクラブの持続可能性を高めるために協力しています。我々は、持続可能性を高めるため、常にインフラの改善に努めており、今回の取り組みは私たちが共同で取り組んでいるプロジェクトの中でも新しいものです。
2016年には、プレミアリーグのクラブとして初めて100%グリーンエネルギーに切り替えました。
また、オクトパスエナジーと共同で、ロンドン コルニーのトレーニングセンターにコルニー・ウッドを建設するために500本の木を植えたりもしています。1999年以来、敷地内に植えてきた計29,000本にさらに追加で行ったものです。ほんの一例ですけれど。
エミレーツ・スタジアムを動かす巨大なバッテリーについてはどうですか?あれはどのようにして生まれたのでしょうか?
マイク:2018年に、オクトパスエナジーはエミレーツ・スタジアムに英国初のサッカースタジアム用2.5MWhバッテリーを提供するこのプロジェクトのコンサルティングに参加してくれました。Downing LLPとPivot Powerの協力もあり、実現することができました。
このバッテリーのおかげで、「ダーティーエネルギー」(主に化石燃料を使ってCO2を発生させて作られるエネルギーのこと)が高価になるピーク時間帯に送配電線からの電力供給を避けることができます。オクトパスエナジーが100%グリーンエネルギーでバッテリー充電をしてくれることで、試合中に必要な電源を確保しながらも、過剰な二酸化炭素排出から地球の大気を守ることができるわけです。
今回、スタジアム内に電気自動車のための設備を整えることの重要性をどう考えていますか?
マイク:実用面で言えば、電気自動車が普及してくるにしたがって、スタジアムに充電施設があることはファンのニーズを考えると非常に重要なことです。
世界中に多くのファンを持つプレミアリーグのサッカークラブとして、環境保護活動を推進し、地域社会に貢献し、より持続可能な未来に向けて切磋琢磨するために我々が持つプラットフォームを活用してもらうことも大切です。まだまだ始まったばかりですが、道路を走る電気自動車の数が増えれば、それに合わせてクラブのすべての施設を整備していきたいと考えています。
本記事は、英オクトパスエナジーのブログを元に作成しています。 − オリジナル記事
投稿日2021年12月24日
投稿者
Yohko Atsuchi