11月初旬に英国グラスゴーで開催されたCOP26に、オクトパスエナジーも参加していたのをご存知ですか?このCOP26の場で、オクトパスが新たに発表した脱炭素・ネットゼロ社会を促進への動きをご紹介します。
このほど、英国グラスゴーで開催されたCOP26にて、オクトパスエナジー・グループは、脱炭素・ネットゼロ社会の促進、より安価で環境に優しい電力を提供するための発表を行いました。
スマートグリッドをさらにスマートに、次なるステージに引き上げます
インドのスターライト・パワー社およびベルギーのエリア・グループとの間で、両社の送配電網をデジタル化し、英国の送配電網での競争力をさらに高めることに合意しました。この合意により、機動性と効率性に優れたエネルギー提供のシステム構築が可能となり、ひいてはより安価に再生可能エネルギーを提供することに繋がります。地域に根ざしたグリーンエネルギーを安価に、そして世界中に!
「人が主役」の再生可能エネルギーの成長を促進するために40億ポンドの投資を行うことを、「Fan Club - The Collective(“ファン”クラブ - コレクティブ)」の設立とともに発表しました。
「Fan Club」とは、英国で既に開始されている地域コミュニティ向けの施策で、オクトパスエナジーの所有する風車が設置されている地域の方々に、風車回転時には安価なエネルギーを提供するという独自のプロジェクトです。今回の発表は、これに更なる資金を投入し拡大させていく意思表示となります。
英国の40%の家庭のエネルギーが「クラーケン(Kraken)」を通じて供給
オクトパスのクラーケンテクノロジーとEDF社とのライセンス契約を締結したことを発表し、EDF社の顧客を「クラーケン」に移行することになりました。
これにより、今後2年間で約300万世帯と中小企業の顧客が移行される予定で、英国の40%の世帯がクラーケンのシステムとそのオペレーションモデルにより電力を供給されることになります。
オクトパスの”タコ足”、イタリアへ!
イタリアの先進的エネルギープロバイダーであるサト(Sato)社を買収しオクトパスエナジー・イタリアの設立を発表しました。
これにより、オクトパスエナジーが小売事業を展開する国は8カ国となり、2021年内の事業開始国としては3カ国目となります。また、最近では、スターライト・パワー社と共同でインドでの小売事業の可能性を探っており、引き続き様々な国・地域での小売事業の可能性を追求していきます。
オクトパスエナジー・グループは、エネルギー技術、再生可能エネルギー、エネルギー小売事業を合わせると13カ国で展開しています。
オクトパスエナジーの創業者兼CEOのグレッグ・ジャクソンより
オクトパスは、クリーンエネルギー革命を、より早く、より安く実現することを使命としています。アル・ゴア氏のファンド、ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社から受けた6億ドルの投資を契機に、私たちはすでにそのペースと範囲を加速させています。COP26は、民間セクターの役割の重要性を真に認識した初めてのCOPであり、強力な場となりました。また、政府の方針が各種事業提携の実現性を確保し、変革を推進するための信頼の土台となったと思います。
投稿日2021年11月26日
投稿者
Yohko Atsuchi