オクトパスエナジー、２年間で洋上風力発電への投資額が20億ドルを突破

• 昨年、洋上風力専用ファンドを立ち上げ、世界のオフショア風力投資を加速

• 2030年までに世界の洋上風力発電に200億ドルを投入計画

• 洋上風力発電のイノベーションの先駆者として「ファンクラブ」モデルを通じ、発電施設地域周辺にお住まいのお客さまに割安な電力を提供中

英オクトパスエナジー・グループの電源開発部門（オクトパスエナジー・ジェネレーション）は、洋上風力発電の世界展開を加速するため、２年間で洋上風力発電への投資額が20億ドルを突破したことを発表しました。

オクトパスエナジーは、アゼルバイジャンのバクーで開催中のCOP29においてこの発表をアナウンスしており、これは2030年までに全世界で200億ドルを洋上風力発電に投資するというオクトパスエナジーの計画における最新のマイルストーンとなります。

洋上風力発電のエネルギー価格は、時間の経過にともない低価格になっています*。

こうしたなか、オクトパスエナジーは洋上風力発電の技術の拡大を目指して、昨年に洋上風力ファンド「Vector」を立ち上げ、このファンドを通じて浮体式洋上風力発電の分野で技術革新進める企業のOcergyに投資しました。Ocergyは、浮体式洋上風力発電所の建設をこれまでより安価かつ迅速にし、深海における風力エネルギーの膨大な可能性拡大を目指しています。

また、オクトパスエナジーはこれまでの洋上風力発電の運営および建設プロジェクトの支援に加え、洋上風力発電の重要なエネルギー源のサプライチェーンを迅速化する新しい洋上風力エネルギー開発業者なども支援しています。さらに、2022年には洋上風力発電市場に参入し、現在は欧州3カ国で6カ所の洋上風力発電所に出資しています。その中には、世界最大級の風力発電所の一つであるHornsea Oneをはじめ、英国のLincsおよび、Walney Extension、ロンドンのGherkin buildingと同じ高さのタービンを備えたオランダの２カ所、ドイツの１カ所が含まれます。

洋上風力発電はすでに世界中のエネルギーシステムで重要な役割を果たしており、各国政府は野心的な拡大目標を設定しています。英国は世界第２位の洋上風力発電市場であり、2030年までに発電容量を４倍にする計画があります**。

なお、オクトパスエナジーは風力発電所への投資と並行し、この分野のイノベーションも推進しており、昨年にオクトパスエナジーで初めての洋上発電プラン「ファンクラブ」を立ち上げました。これは、洋上風力発電施設の地域周辺にお住まいのお客さまを対象に、風が強いときに割安な料金を提供するという画期的な料金プランで、お客さまは年間数百ポンドの光熱費を節約することができます。

*注1：International Renewable Energy Agency, offshore wind report, November 2023. Prices fell 59% from 2010-2022.

**注2： WindEurope, July 2024

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