英オクトパスエナジーは、洋上風力発電ファンドへ東京ガスより1億9000万ポンド(約350億円)受けることを発表しました。
世界中のグリーンエネルギーの拡大を推進するオクトパスエナジーの発電部門(オクトパスエナジージェネレーション)が、エネルギー安全保障、グローバルでの化石燃料への依存を減らすために、グループ初の洋上風力ファンドを立ち上げました。今後、この洋上風力ファンドでは2030年までに300億ポンドを洋上風力ビジネスへ投じてゆく計画です。
東京ガスは17日、このファンドの立ち上げに際し、最初の主要投資家として1億9,000万ポンド(約350億円)の出資をすることを発表しました。東京ガスは2030年までに6GWの再生可能エネルギー源を取得・取引する目標を立てており、今回の投資はその目標に向けたとなっています。
洋上風力発電は10年後には1兆ドル規模の大きな産業になると予測され、現在、世界全体で64GWの発電能力は、今後10年間で約7倍の447GWまで増加する見込みです。
オクトパスエナジーの洋上風力ファンドでは、洋上風力発電所の開発・建設・稼働への投資だけではなく、新たに洋上風力を設立しようとしている企業への投資も行うことで、洋上風力の発展に対して多角的に取り組んでいきます。
ファンドは昨年オランダの発電プロジェクト Borssele III & IV への投資を皮切りに、イギリス/ノルウェー/スウェーデン/ アイルランド/スペインのヨーロッパをメインに、アジアでも韓国で洋上風力プロジェクトへ参画しています。
ゾイサ・ノース=ボンド(オクトパスエナジージェネレーションCEO)コメント:
「洋上風力投資に特化したオクトパスエナジー初のファンドに、ビジョナリーなパートナーである東京ガスの大きな支えを得ることができ非常に光栄です。洋上風力発電は、エネルギーの安定供給を向上させ、化石燃料への依存度を低減させる大きな可能性を秘めています。」
木本憲太郎氏(東京ガス代表執行役副社長)のコメント:
「東京ガスとオクトパスエナジーは、再生可能エネルギーによるグリーンな電力を日本全国のお客さまに提供しています。東京ガスは、2030年までに6GWの再生可能エネルギー電源を取得・取引する目標を掲げています。この目標を達成するため、洋上風力発電事業に対して多角的なアプローチを積極的に行っており、浮体式洋上風力発電を含む洋上風力発電の開発を加速させていく予定です。」
この夏の発表(オクトパスのアジア地域の再生可能エネルギーへの投資拡大)に続き、今回の連携はオクトパスエナジーグループと東京ガスの戦略的パートナーシップをさらに強固としていくことでしょう。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
結びとなりますが、このオクトパス初の洋上風力ファンド設立が後押しとなり、洋上風力発電を含むESG投資のグローバルな潮流が大きくなることは、日本の一般消費者ひとりひとりの生活にも恩恵をもたらすことになると私たちは考えています。
全てのお客さまが積極的に、かつ安心して再生可能エネルギーを選択できる未来へ向けた挑戦の続報を、どうか楽しみにお待ちください。
Love & Power.
#オクトパスエナジー
投稿日2023年11月24日
投稿者
Marina Kozuka