2020年12月、東京ガスとの200億円規模の戦略的提携を発表しました。
2020年12月、135年の歴史を持つエネルギー企業である東京ガスと英オクトパスエナジーは戦略的提携に合意し、合弁会社としてTGオクトパスエナジーを設立、「オクトパスエナジー」ブランドを日本で立ち上げることを発表しました。
東京ガスは、約2億ドル(約200億円)を出資し、これによりオクトパスエナジーグループの9.7%の株式を取得しています。また、英オクトパスエナジーの評価額も20億ドル以上となりました(当時)。
当然、オクトパスエナジーグループにとって、戦略的提携そのものは成果ではなく始まりに過ぎません。TGオクトパスエナジーの設立は、日本を舞台にしながらも、グループのミッションである「グローバルな再生可能エネルギー事業の拡大推進」を加速する燃料の一つでしかないからです。
これまでオクトパスエナジーは、英国での事業設立以来、エンテック(EnTech=Energy Technology)企業として、テクノロジーの力によって、環境に配慮しながらエネルギーコストの削減を実現できること、そして、お客さまが後回しになることなく、むしろ課題解決の中心となり得ることを世界各地で示し、成長してきました。
私たちの社会、そして生活は、エネルギー無しに語ることはできません。
しかし、必要なエネルギー消費に対して人々が苦痛や罪悪感を感じてしまうような社会・仕組みは、「Cool」じゃない、と、私たちオクトパスエナジーは考えています。
そして、今後世界中が向かっていくであろうエネルギー変革の流れに、お客さまが「従う」のではなく、その一翼を担うことこそが変革の成功に必須であると信じています。
日本でも、常にお客さまを中心に据えて考えること、お客さまと共により良いサービスと社会を作り上げていくことを実践していきます。
既に事業を開始しているイギリス、オーストラリア、ドイツ、アメリカ、ニュージーランドと同じ「クラーケン」プラットフォームを導入し、再生可能エネルギーの普及推進やスマートな料金プランの提供、多くのイノベーションや他の製品・サービスへの道を切り開いていくことを目指します。
日本では、再生可能エネルギーの普及にはまだ時間がかかり、再生可能エネルギー電源由来の電力供給割合も低迷しています。オクトパスエナジーと東京ガスは、同じミッションの下に結集し、力を合わせてこれらの課題解決に大きな意欲を持って臨むつもりです。
オクトパスエナジーのビジョンは、世界中の優れたエネルギー関連企業や投資家の興味をますます惹きつけています。私たちは、気候変動との戦いを世界規模で迅速に進め、変化を妨げようとする障害を乗り越えるための資金的なサポートも得ています。
この活動にキャリアを捧げているチームのメンバー、私たちと共にこの活動の一翼を担ってくださっているお客さま、私たちの展開する新しいアプローチを受け入れ、支援してくださっている有志、パートナー企業の皆様に感謝します。私たちは絶え間なく努力し、成果を上げていきます。
未来は明るい。そしてその色は「グリーン」である、と信じて。
参考リンク:
東京ガスプレスリリース
アル・ゴア率いるジェネレーション・インベストメント・マネジメントから6億ドルの資本調達
投稿日2021年10月28日
投稿者
Yohko Atsuchi