オクトパスのトップページにあるこのフレーズ、なんとなくのイメージはできるけど、実際はどういう電気のことなのでしょうか。
電気は目に見えないし、もちろん味やにおいもありません。
そんな電気をみなさんはどうやって選んでいますか? − まずは「値段」「安心(信頼)」「安定」という言葉が頭をよぎる方が多いのではないでしょうか。
では、オクトパスの電気はどういうこだわりがあるの? − 今回はその点について、少し深掘りしてご説明をいたします。
まず単刀直入にいいますと、私たちオクトパスエナジーも、多くの方にお手頃な価格で、安定した電気をお届けしたいと考えています。
その意味で、「お客様の家計、お財布にとって価値のある電気」であることが、オクトパスエナジーのお届けする電気の1つ目のキーワードになります。
そして、ここに、オクトパスが追加したい、もう1つの「価値」があります。
それは、グリーンな電気であること、つまり、地球温暖化の原因といわれているCO2の排出がない電気であることです。これが「地球にも 価値ある電気」としているワケなのです。
このCO2の排出がない「地球にも価値のある」グリーンな電気とは、簡単に言えば、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど、「自然エネルギー」を使って発電された電気(再生可能エネルギー)のことです。
これと対照的なのが、化石燃料を使用し発電した電気となります。
石炭・石油、液化天然ガスなどの化石燃料を燃やすことで発生したエネルギーを使い発電をします。そして、この燃料を燃やすことは、もちろんCO2を排出することになります。
私たちの子供や孫が受け継ぐ、未来の地球環境を考える上で、この再生可能エネルギーの拡大と活用が注目、重視されており、多くの国で国策にも影響を及ぼす喫緊のテーマになっています。
今日、日本全体で発電される電気の中で、再生可能エネルギーの割合は約10%となっており(下グラフ:水色部分)、気候変動や地球温暖化に大きな影響がある化石燃料由来のエネルギーの割合は約80%と(下グラフ:ピンク〜パープル部分)となっています。
(出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(日本のエネルギー 2022年度版) )
他のブログを読まれた方には繰り返しになりますが、化石燃料由来のエネルギーへの依存を続けることは、エネルギー安全保障の問題を次世代まで積み残すことになります。というのも、日本は「火力」を生み出す「燃料」のほとんどを外国からの輸入に頼っているからです。
そして、為替や貿易情勢の変化による燃料価格の暴騰(ひいては、電気代やガソリン代の上昇)などの経済リスクに対する脆弱性も引き受けることを意味します。
このように、再生可能エネルギーの発電力をもっと高めておくことは、地球環境だけではなく、一般家庭の家計から、国の経済状況、また国際関係、安全保障に至るまで、私たちの生きる世界のエコシステム全体に影響を持つ重要な課題なのです。
また、少し目線を下げて、私たち消費者が日々選択・消費する「サービス」「製品」としてエネルギーを見たとき、「再エネ」という選択肢が日本に10%のシェアしかないと思うと、ちょっと心許ないですよね…。
現在、オクトパスエナジーでは、「グリーンオクトパス」や「EVオクトパス」「ソーラーオクトパス」などの主力の料金プランを実質再生可能エネルギー100%で提供していますが、この先、もっと多くの方が「地球環境に配慮した電気を使いたい!」とご希望されても、日本が発電する電力の10%しかグリーンな電気がなければ、それを選択できる人が限られてしまうとも言えるのです。それくらい、10%という割合は、不安になるような数字ではないでしょうか?
今回のブログでは、私たちのお届けする「地球にも価値ある」電気とは、お財布や家計にとっての価値(お手頃価格)と、地球環境にとっての価値、2つの価値を持った電気のことを指していることを、再生可能エネルギーの推進の重要性とともにご説明してみました。
「でんきの基本」シリーズ、次回はこのブログでもサラッと使い分けている、「再生可能エネルギー」と「実質再生可能エネルギー」の違いについて、そして、質問の多い「電源構成比」との関係についてもご説明する予定です。
お楽しみに!
Love and Power.
#オクトパスエナジー
投稿日2023年5月30日
投稿者
Miyoshi Nakamura