冬の電気代で困るコンスタンティンのイラスト

2024年冬最新:要注意!料金プランのタイプで電気代が変わる

「#電気代高すぎ」の冬を迎えないために、今のうちに料金体系を見直して、自分に合った料金プランを選んでいるかチェックを!

あなたの料金プランはどのタイプ?

実は今、「普通の/一般的な」料金プランと言われるものの中でも、少なくとも3つのタイプに料金体系が分かれてしまっていることをご存知ですか?
2022年後半から2023年の夏にかけて、地域大手電力だけでなくメジャーな新電力も続々と料金プランの体系を変更したことで、電力業界は多様化の時代に突入しているのです!


自分のライフスタイルに合ったタイプの料金プランを選べているかどうかによって、電気代の増減も変わるということを、今回のブログでは解説していきます。「どこも同じだろう」と見直しを怠っていると、知らずに損してしまっているかも?答え合わせがてら、ぜひご一読を!

ポイントは、「調整額」の単価設定にあり!

電気料金は、基本料や使用量単価の設定だけでなく、多くの会社が導入している「調整額」によっても大きく影響を受けます。

この「調整額」は、

①「燃料の価格」をベースに調整額を設定している料金プラン

②「電気の価格」をベースに調整額を設定をしている料金プラン

に分けられます。

お得なのは?
各調整額タイプの特徴

まずは、現在契約中の電力会社が、下の①〜③のどのタイプであるかを確認してみましょう!

  1. 「燃料費調整額」を採用
    → 価格の変動が比較的緩やか (下図:ピンクのライン)
    導入事業者:オクトパスエナジー、大手電力会社(北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中国電力・四国電力・沖縄電力)、ENEOSでんき、など

    燃料価格に連動して調整額を設定している
    日本が輸入する燃料の貿易価格から算定した単価を、「燃料費調整額」として基本料・使用量料金とは別項目で料金に含んでいます。燃料価格が安い時期は費用をお客さまへ還元(=料金が安くなる)する体系。
    同じ体系とはいえ、各社により燃料費調整額の金額や算出条件は異なるので、比較時には要注意!単月ではなく半年〜1年の長期で比較して見るのがオススメ。

  2. 「電源調達費調整額」を採用
    → 価格の変動が比較的激しい(下図:ブルーのライン)
    導入事業者:ソフトバンクでんき、楽天でんき、エバーグリーン、Japan電力、ドコモでんき(東北・東京エリア)、など

    JEPX(日本卸電力取引所)の月平均価格に連動して調整額を設定している
    電気の卸市場であるJEPXの月平均取引価格をもとに、各社のそれぞれの計算方法で算出した「調整額」を、基本料・使用量料金とは別項目で立てて料金に含んでいます。取引価格が安い時期は費用をお客さまへ還元(料金が安くなる)する体系。

  3. 市場価格連動単価を採用
    → お客さま側の電気の使用パターンにも依存するため、価格の変動がより激しい(下図:オレンジのライン)
    導入事業者:Looopでんきなど

    市場価格に連動して単価を設定している
    電気の卸市場であるJEPXの取引価格をもとに、各社それぞれの計算方法で算出した「調整額」、毎日、30分単位で変動する「調整額」を算出し料金に含めている。

    朝や夕方の電力需要が高まる時間帯は調整額が値上がりし、逆に、太陽光発電による発電量が見込め、電力需要も比較的落ち着く昼間の単価は低く抑えられる傾向があります。→ 市場連動型についてもっと知りたい?

年間のグラフにすると・・・

この3つの料金体系に分かれた算出方法を、過去12ヶ月の実際の価格(それぞれの体系に応じて「貿易価格」、「JEPX月平均」、「30分毎のJPEX市場価格」)に当てはめてみると、その特徴がはっきりと見えてきます。

月の電気料金推移イメージ


こうしてみてみると、なんだか株価のように見えますが、ピンクのライン(上記 ①のタイプ)に対して、ブルーのライン(上記 ②のタイプ)とオレンジのライン(上記 ③のタイプ)は最高額と最低額の変動幅が大きいことがわかります。
オレンジのライン(上記 ③のタイプ)は特に乱降下が激しく、ほかの二つと上昇と下降のパターンも異なるのが特徴的です。

こう見ると、現時点では、3つのタイプの中で、オクトパスエナジーを含む燃料費調整額で調整をかけている料金プラン(上記 ①のタイプ)が、安定して低価格を維持する期間が長く、長期的に見ればお得であることが見てとれます。

ポイントとしては、燃料価格よりもJEPX価格の変動が激しい傾向にあるため、これに連動する「市場価格連動型」の料金プラン・調整費を導入している場合、電気料金の変動も激しくなるということです。
もちろん燃料価格にも変動はあります。JEPXほど変動は激しくないですが、ウクライナ情勢の時のように、国際情勢などで燃料価格が高まると比例して燃料費は徐々に高騰していき、情勢が落ち着き、燃料価格が下がると同じく比例して、値段が下がっていく傾向にあります。 👉 燃料費調整額のおさらいはコチラ

市場連動プランは絶対的に悪なの?

上手に活用すれば、メリットもあります。
一般的に、JEPXの価格は電力需要が大きくなる夏場・冬場に高くなる傾向がありますが、JEPXの価格が安定・低めに推移する中間期(春・秋)ではお安く使える可能性が高いと言えます。


また、30分毎の価格の変動は、朝と夕方の時間帯に2つの価格上昇の山ができることが多いので、市場価格の変動に合わせて、柔軟に電気利用をコントロールできる方にとってはメリットを出しやすいかもしれません。

ただ、その変動幅や変動パターンも、その年、その時期の日本のエネルギー事情に大きく左右されるため、多くの方にとってはなかなか使いこなすのが難しいプランかもしれません。

請求額に反映されるタイミングも、「市場連動料金プラン」なら同タイミング、「市場連動調整費」なら通常1〜3ヶ月後(事業者によって異なります)と異なっていることから、季節感を感じづらくとっつきにくいと感じる方もいます。
市場連動型についての詳細ブログもぜひご一読ください


と、いうわけで・・・

【結論】電気料金プラン、電力会社は長期的な視点でご検討を!

同じように電気を使っても、料金プランが違うだけで、年間数千円程度の違いが簡単に生まれてしまうことがおわかりいただけたでしょうか?
どのプランも、それぞれ時期によって、価格の高低が変動し、「高い」プラン「安い」プランが逆転することを理解すると、料金プランを比較する時には単月だけで比較せず、ご自分の「年間」の想定使用量や使用パターンを考慮して判断いただくことを、強くお勧めします。


オクトパスで長期的なお得を!

上記で出てきた「年間で数千円程度の違い」ですが、オクトパスエナジーにご契約されると、夏・冬に行われる節電チャレンジや、紹介数に上限ナシ!期間制限ナシ!のお友達紹介割を活用していただくことで、年間数千円、むしろそれ以上の電気代割引を獲得できるチャンスが盛り沢山です。
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#オクトパスエナジー

投稿日2023年12月22日

投稿者

Miyoshi Nakamura

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